橋本愛佳「鋳物の工程介入層 -川口のフチを地場産業で繋ぐ-」
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コロナ禍で郊外に人が留まるようになった今、地場産業が地元の自然や余暇の魅力に気づけるきっかけをつくる鋳物学習施設を提案する。
https://gyazo.com/fbb9e8e84925c6a54482fc5d5606234d01 埼玉県川口市|住宅街と河川敷が二つの土手で分断された場所。鋳物が循環により二つの場を繋ぐシステムを構築する。
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02 学生+市民カレッジを創り、鋳物を市民に顕在化させる
https://gyazo.com/c0da3c68784a0c5a8e78e228be98282703市民が鋳物工程に介入方法できる場を設け、土手の越境を手助けする建築とする
https://gyazo.com/5977554d04e3cd115a46030f0be0e86a04 鋳物設備の領域に市民のスラブが入り込み、土手を越境する手助けをする
https://gyazo.com/888cf3f1d7e0f51d95653a1bd53df79305 工程をばらばらに配置。直線的工程により、市民の介入工程を可視化する
講評:本課題は産業構造の変換という人類史上の大きな転機を、建築の問題として捉えてみようというものである。この作品は、生産と消費が融合する場として物と人の流れに着目し、結節点としての建築を鮮やかにつくりだしている。制作行為を丹念に考えることでつくりだされた建築のシルエットや外部空間が魅力的だが、さらに、左右や手前奥に動く流れもこの建築がつくりだす風景の魅力と言える。(仲)